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放射性ヨウ素内用療法:甲状腺がん

放射性ヨウ素の投与方法



放射性ヨウ素内用療法を行う前に (ヨウ素制限食について)

放射性ヨウ素は、食べ物からとるヨウ素と同じように甲状腺に取り込まれます。
甲状腺にできるだけたくさんの放射性ヨウ素を取り込ませるために、治療前は食べ物などからとるヨウ素の量を控えることが必要です。そのため、治療前後約2週間、控えていただく食べ物などがあります。

  • 海藻類(昆布、ひじき、ワカメ、のり、寒天など)、ヨード卵、昆布だしの入った調味料は摂らないでください。
  • ヨウ素を多く含む医薬品(うがい薬、ヨード造影剤など)の使用も避けるようにしましょう。(ヨード造影剤はCTを撮る時等に使用します。)
  • 塩は、海産の塩よりも、できれば岩塩を使用しましょう。
イラスト:ヨウ素制限食・ヨード卵イラスト:ヨウ素制限食・昆布だしイラスト:ヨウ素制限食・昆布イラスト:ヨウ素制限食・うがい薬

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放射性ヨウ素内用療法を行う前に(甲状腺ホルモン剤を中止)

より多くの放射性ヨウ素を甲状腺がんに取り込ませるために、甲状腺ホルモン剤の投与を4週間以上前から中止します。

甲状腺は脳の下垂体という部分から分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)の刺激を受けるとたくさんのヨウ素を取り込み、甲状腺ホルモンを作ります。TSHは体内に甲状腺ホルモンが少なくなるとたくさん分泌されて甲状腺ホルモンを増やそうとします。
手術で甲状腺を切除してしまった状態で甲状腺ホルモン剤を中止することにより、当然、甲状腺ホルモンは少なくなり、TSHがたくさん分泌して、甲状腺の性質を持った甲状腺がんはより多くのヨウ素を取り込むことができるからです。

イラスト:甲状腺ホルモン剤を中止

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放射性ヨウ素の投与量

甲状腺がんに対する放射性ヨウ素の投与量は、患者さんの体格、年齢、性別、病状に応じて個々に決めます。

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放射性ヨウ素の投与方法


基準値以上の放射性ヨウ素を使用する場合、放射線治療病室で使用することが法律的に決められています。
放射線治療病室内では自由に行動することができますが、病室内で使用したもののうち、アイソトープで汚れたものは、そのまま外に持ち出すことはできません。


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治療後の注意事項

  • 服用した放射性ヨウ素のうち、甲状腺に取り込まれなかったものは、ほとんど尿中に排出されます。ほんの少し、汗や唾液からも出ます。1週間、放射線治療病室で一人で過ごすのは、他人に被ばくを与えないようにするためです。
  • 3日間は十分に水分を摂りましょう。不要な放射性ヨウ素を早く体外に出すためです。
  • 6か月間は避妊をしてください。放射性ヨウ素の大部分は1か月もすると身体から消失しますが、絶対に安全であるために避妊期間は6か月としています。

この放射線は1〜2mm程度しか届かないので、人体に悪影響を及ぼすことはありません。ご安心ください。

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