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放射性ヨウ素内用療法:バセドウ病

治療後の注意事項



放射性ヨウ素による被ばくについて

服用した放射性ヨウ素のうち、甲状腺に取り込まれなかったものは、ほとんど尿中に排出されます。ほんの少し、汗や唾液からも出ます。
この放射線は人体に悪影響を及ぼすことはありませんが、エチケットとして他人へ被ばくを与えない配慮をしましょう。
ご本人に対しても安全な治療法ですから、他人に危険を及ぼすことはありません。ご安心ください。

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治療後1週間の注意事項

  • 1週間は十分に水分を摂りましょう。不要な放射性ヨウ素を早く体外に出すためです。
  • 1週間はお手洗いで排泄後、2度水を流してください。男性の場合、尿の飛散による汚染を軽減させるため、便座にすわり排尿することをお勧めします。
  • 1週間は風呂は最後にお入りください。汗に少量の放射性ヨウ素が出るからです。ただし、シャワーだけの場合は最初に入っても結構です。
  • 1週間は可能ならば1人で寝てください。1週間はキスやセックスは避けてください。唾液や体液にごく少量の放射性ヨウ素が出るからです。
  • 1週間は子供や妊婦と親密に接触(距離1m以内)すること、近くで長時間過ごすこと(添い寝など)などは避けてください。15分以上子供を抱かないようにしましょう。
  • 1週間は公共の乗り物では他の人と1m以上の距離をあけ、6時間以上同じ席では過ごさないように努めてください。
イラスト:治療後の注意・コップの水イラスト:治療後の注意・シャワーイラスト:治療後の注意・電車


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治療1週間以降の注意事項

  • バセドウ病が落ち着くまでの半年間は避妊をしてください。放射性ヨウ素の大部分は1か月もすると身体から消失しますが、絶対に安全であるために避妊期間は6か月としています。

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